パスカル・ロジェが批判してたのでさっそく観てみた。ハネケさんてなんだか有名な監督さんらしいが、これが初ハネケで良かったんだか悪かったんだか。
たしかにセンセーショナルな映画だね。
沈黙のシーンが長い長い。
だけど、実際の現場だとそうなるよね。
映画だったら都合上カットするところをわざわざ描く。反対に映画だったら見せ場となるシーンは絶対映さない。
もうこれはセオリー通りの映画を真逆から描いた映画なんだな。
普通だったらここでこうなるというのが完全に封殺されていく。
期待を全て裏切らるのだから、これはもう胸糞悪いを通り越して、アッパレ!と言うしかない。
意外にも後味は悪くないのは、リモコンのシーンがあったおかげかもね。
唯一チート機能が発動するシーン。映画はそもそもチートの塊だと気付かせると同時に、最悪のシナリオすらチートなんだよと。