このレビューはネタバレを含みます
映画が好きな方に今日おすすめしてもらったものを、早速観て見ました。
第四の壁を破ってくる(カメラ目線でしゃべってくる)ところとか、本来であれば見る人の感情をコントロールするために使われるBGMが、オープニングとエンディングのハードコアパンク以外に一切使われてないところとか、観客を映画に入り込ませずに、あくまで傍観者として見させる作りになってた気がした。
最後の方のセリフで、「虚構は現実と同じくらい現実」って言葉が発されてたとおり、この映画で起こるような何のストーリー性もない理不尽で無意味な悪や不幸は世の中にたくさんあるので、監督から「そんなできごとに対して、べつに解決策なんかないけど、この映画でも観て免疫をつけておきなさい。」って言われてるような感覚になった。
それにしても奥さん役の俳優さん、最初と最後で別人にしか見えないくらい、演技がすごかった。