ゆみモン

網走番外地のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

網走番外地(1965年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

脱獄囚の話なのに、なんだかいい話だった。
あんな状況で絶対逃げ通せる訳はないと思うが、それでも逃げた権田。権田と手錠と鎖で繋がれていた橘(高倉健)はいい迷惑だ。捕まった時に、権田に引っ張られたと言い張っても信じてもらえないだろうし。
トロッコで逃げるシーン、汽車の線路を使って鎖を切ろうとするシーン…等は迫力があった。
最後に見つけてくれたのが保護司の妻木(丹波哲郎)で良かった。自分はいいから権田を病院に連れて行ってくれと言う橘。橘を無理やり引っ張って逃げたのは自分だと打ち明けた権田。橘も助けて一緒に権田を病院に連れて行く妻木。……人情溢れるラストにじんとした。