YAZ

十二人の怒れる男のYAZのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.4
シドニー・ルメットデビュー作
何度目かのまた観るです

父親殺しの罪に問われた少年を
裁く12人の陪審員の話
証拠も揃い直ぐに終わるはずが
一人無罪に投票する男がいて

これは面白いですね~
冒頭に被告の顔が一瞬映りますけど室内
でのディスカッションドラマで回想は
一切使ってません

有罪かもしれないけど無罪かもしれない

フォンダ扮する無罪に投票する男が無罪
を確信してる訳でないのが面白いな~と
今回観て思いました
無罪かもしれないので取り合えず話そう

目撃者の証言が重要証拠になってる事件
で詳細は触れませんけどハリウッド映画
だし結末は想像付くと思いますがその
証言を覆そうとする話でフォンダが無罪
に投票するのもそうですけど人は間違え
るかもしれないというのが前提に有るの
が面白いなと

フォンダは無罪主張しながらもしかした
ら有罪かもしれないとまで言ってるので
大きな話で言えば人は人を裁けるのか?
的かもしれません

それは置いといても12人の個性的な
面々を観察するのも面白いしフォンダが
中心ではあるけどあの人もこの人も重要
な事に気付いたりする。
90分程でむしろもう終わりかぐらいに
サクッと進むので何度観ても面白いです
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