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十二人の怒れる男のmasatoshiのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.4
父親殺しの罪で裁判にかけられた18歳の少年。彼への判決は12人の陪審員に委ねられた。11人が死刑を主張する中、1名が無罪を主張。その理由は、分からないからというものであった。

"人の生死を5分で決めて、間違ったら?"

1つ1つの証拠について議論が進むだけなのに全く目が離せなかった。
この作品の最も重要な点は、少年が父親を殺したか真実は不明であるところ。陪審員8番が度々言っていた様に、殺した可能性もあるしそうでない可能性もある。
そんな状況で少年の、そして殺された父親の命にどう向き合うべきか?
人の命が非常に重い事を忘れてはならない。

余談だが、度々出てくる特大ブーメランも見どころのひとつ。
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