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十二人の怒れる男のkmiwのレビュー・感想・評価

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)
4.7
12人の優しい日本人が好きで何回か観ていたが、元の方は初めて観た。

三谷幸喜氏の捻りが加わる前の正統派で、すでに語り尽くされた上、ビジネス研修の場でも教材的な扱いされてるらしいですね。
さもありなん。

役に立つトークスキルや心理作戦が随所に活かされ、最終的にその場の全員を自分色に染め上げるそのテクニシャンぶりには感嘆しかない。

12人もいると自分なら誰かなと、おそらくは皆さん照らし合わせてみるんじゃないかと推測するが、私は陪審員7番だな。
なぜと言われてもそう思うからとしか言いようがない。それぞれ12番までの人物がどんなふうに振る舞ったかは、wikiの登場人物紹介がわかりやすい。

モノクロの古い映画で、派手なアクションなんぞ何もないが、ほぼ会話のみ展開でも大変スリリング。面白く鑑賞しました。
作品の面白さは脚本次第でござんすね。
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