ayan

蛇にピアスのayanのレビュー・感想・評価

蛇にピアス(2008年製作の映画)
3.0
役者3人がとてもよかった
体も張ってるし
覚悟して挑んだんだろうなって
ただの一視聴者だけど
それは画面から伝わってきた

ずっと観たかったのだけど
精神持ってかれそうだなーて
警戒してた
つい最近役者3人の再会?3ショットが
SNSにあがってたタイミングで
今だ!となり鑑賞した

公開したのは15年前だった
20前後の女子がギャルメイクしてた時代
NANAに出てきそうな男子たちが
とにかくかっこよかった時代
スライド式の携帯とか
古着とかお香とか
平成ぽさがグッときた

もう大人になったからか
精神持ってかれなかったし
鬱々とした気持ちにもならなかった

ただ、20代前半のころは
こういう世界観がすきだった
ルイの心の行き場がない感じに
便乗して浸っただろうし
アマがかっこよくてキュンとしただろうし
でも今は屈折した心を抱えたまま
大人になったシバさんにも
切なさを感じる
ああいう状態で
あそこまで生きられてるのが奇跡なのか
今もこの世の中に
ああいう子たちが生きてるんだろうなって

若かったころの
何者かになりたかった
現実に絶望してた自分を
懐かしむ時間でした
ayan

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