このレビューはネタバレを含みます
世界の「外」に飛び出すのではなく、世の「中」で生きようとする話。
風吹ジュン体張るなあ…。かっこ悪いおばさん演技が上手い。
この年代のトヨエツは個人的にトヨエツ全盛期と呼んでるのだが、まあ顔がいい。役は最低なのに顔の良さがすごい。トヨエツ出る度に「ああ!トヨエツ!」って言っちゃう。チョイ役なのに。
三田佳子化け物だな。これぞ怪演。最近の三田佳子は面白おばあさんというイメージしかないが、すごい女優。この人以上に10年連れ添った愛人の演技がうまい人いないよ。
由紀さおりの謎の色気。
常盤貴子は顔がいい。あと若い。いつまでも20代に見える。
話の内容は「ええ?www」ってこともあるけど、旦那を失って自分を変えていくおばさんの物語としてはちょっとパンチが弱い。あとところどころが長い。風吹ジュンのゲロのところとか、最後の映画とか長すぎ。でも、劇中の映画が終わって、エンドロールに向かおうとするところを、風吹ジュンが映画館の舞台裏で見守るところで、本編もエンドロールになるところはかっこよい。
パッケージダサすぎない?