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ワンダーウォールのbennoのレビュー・感想・評価

ワンダーウォール(1968年製作の映画)
3.7
賑やかなヴィジュアル&サウンドに心が躍ります🎶

シタールを使ったジョージ・ハリスンのインド音楽とロック…ビートルズの衣装を手掛けたオランダのデザイン集団"The Fool"のサイケなポスターにセット…摩訶不思議な世界にacid trip!!

60年代後期の"Swingin’ London!!"…

ヒッピー、フラワー、フォークロアファッションが色鮮やかで…Dooooope!!!

当時21歳のジェーン・バーキンが美し過ぎ!! カッコ可愛くて…適度にエロい…ボッティチェリ『春』の女神を模した姿は蠱惑的…部屋に貼られたハーロウとガルボのポスターもセクシー…そして、バーキンは終始一言も喋りません…。


女性とは無縁の中年生物学者コリンズ(ジャック・マッゴーラン)…ある日、自宅アパートの壁に空いている穴を発見…壁に映し出される女性の艶かしいシルエット…。

穴を覗いてみると…隣の部屋に住む若くて美しいペニー・レーン(ジェーン・バーキン)の姿…ポップアートの写真家である彼と同棲中…。

その日からコリンズは仕事よりも覗きが第一!! そのうち覗きだけでは飽き足らず盗聴…遂には天井を壊し屋根をつたって彼女の部屋へ…。

ラストは………というお話。


ストーリー云々というよりは…映像を楽しむ作品です…。ほとんどがバーキンの圧倒的な魅力とマッゴーランの顔芸とパントマイムのようなコミカルな動きで押し切ります…。

彼の自宅アパートのエレベーター…下に行くと思いきや…上昇するフェイント技…。

また、標本の蝶がいきなり飛び立つ演出はコリンズの脳内イメージ…そしてその蝶がアニメの合成ショットに…要所要所に彼の妄想が映像化されるのも面白い…。

Oasisの有名な♬ Wonderwall…はこの作品から…と言われているそう…ෆ*


✎︎ YouTube (英語音声・字幕)…台詞は少ないですෆ*
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