ピッコロ

鬼畜のピッコロのレビュー・感想・評価

鬼畜(1978年製作の映画)
3.8
鬼畜生め!それでも人間かっ!!!

お志麻さんにメロンメロンする映画かと思いきや、お志麻さんに、ケツの穴から手ぇ突っ込まれて奥歯ガタガタ言わせられる映画だった!
それは、それでアリなんだけどね・・・。

悲しくなるから、あらすじは、🍫っとしか書かないけど・・・。
お志麻さんは、拳さんと結婚してて。
ある日、拳さんの愛人が3人の子供を連れてやってくる。
そこから、あれこれあって愛人は、3人の子供を残し居なくなる。
なんで、愛人の子供なんか育てなきゃいけないのよ!ムキー!!!
となったお志麻さんが、3人の子供達に酷いことするお話。

お志麻さんが赤ちゃんの口に、ご飯を無理やり、押し込めたり、ねちゃねちゃしたり、ぐちゃぐちゃにしてたのが一番怖い!
子役なら、お芝居ってことが少しは理解出来ると思うけど、赤ちゃんの場合は、どうなんだろう?
かなりのトラウマになりそうで、この子の未来が心配だ!!!
無事にスクスク育って、おっさんになってると良いんだけど・・・。

青酸カリ、置き去り、崖から、窒息、などなど、まぁ酷いことのオンパレード。子供には罪はないのに、邪魔もの扱い。
正義のヒーロー、ガッチャマンが大好きで、歌を口ずさむけど、現実世界にヒーローは来てくれない・・・。
どんなに辛くて悲しくても、神様は手を差し伸べてくれない・・・。

一番の味方、パパさんもお志麻さんに影響されて、あんぱん食え!食え!食え~!!!
パパさんの苦悩に、観てるこっちも頭が混乱してきて、だんだん狂っていく!!!

だけど、子供を甘く見るな!
彼らは、小さいけど、とっても大きいんだ!
少年の力強い涙が、また一つ、彼を強くする!
彼なら大丈夫!きっと、大丈夫!!!

終盤、少しだけ、うるっとしそうになったんで、もしかしたら泣けるのか?と思ったけど・・・。
多分、あれは感動の涙じゃなくて、勇気の涙とか、そんな感じ。
切ないけど力強い何かのような気がした!
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