堊

ムーンフリートの堊のレビュー・感想・評価

ムーンフリート(1955年製作の映画)
2.0
シネマスコープを活かした海岸で待ち構えた銃がズラリと並んでいるショット、妙に力の入った教会のシークエンスぐらいで全体的にはすごい教育的なムードを漂わせてるし、井戸に降下していくのはかなり『トムソーヤ』。でもこれが200万ドルをかけた超大作なの?ほんと??最後の窓の向こうから見える海に妙に感動するし、フォード『荒野の女たち』的な「あばよ」といい、ラングのフィルモグラフィーのかなり後ろの方にあるのもあって『怪人マブゼ博士』(1960)よりよっぽど遺作めいてる。
堊