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転校生レナ
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『転校生レナ』に投稿された感想・評価

ソ連の国営サーカス史上最も有名な道化師の一人だったユーリー・ニクーリンが出演した貴重な映画だよ!(お祖父ちゃん役。)
主題は、学校での「いじめ」だよ。(ふぅー。。)

いきなり長ベンチに十人ぎゅう座りする少年少女たちにかぶさるチャック・ベリーのイントロ……と思いきや、若声はジョージ・ハリスンじゃんか!
そこからもう、画づくりもスジ運びも何だか、下手な西欧映画よりもよっぽど豊潤&ヴィヴィッドで安定感あるわあるわ……。
ここで一つ強調しておきたいが、ゴルバチョフ就任以前の1984年の時点でロックはソ連国内でそうそう自由に聴くことはできなかった。「バック・イン・ザ U.S.S.R.」が世界中で持て囃されていようとも敵性音楽(=西側有害思想)流入阻止が当局によって叫ばれつづけ、ザ・ビートルズにそれでも恋い焦がれてジョン・レノンの死を悼みさえした一部国民のためには、密輸レコードか海賊盤(使用済みレントゲン写真材をビニールとして再利用した超粗悪品)が辛うじて出回ってた程度。既に時代の変わり目ではあったのかもしれないけど、とにかくいろんなことがまだイージーじゃなかった状況下、映画の冒頭にビートルズを元気よく使用した意味って────これ野心作! エネルギー滾らせるソ連内の青少年にぶつける意欲満々な! 勝手に私はそう解釈する。
「ロールオーバー・ベートーベン」だけでなく、中盤ではレノンの唄う「ベイビー・イッツ・ユー」も登場。その前には何と(のちにバナナラマにカヴァーされる)ショッキングブルーの「ヴィーナス」まで! 誕生パーティーのダンスのとこではリトル・リチャード?と思ったがそれは違う知らない曲だった。

さて、十二、三才(小6)のロシアの少年少女どもは、やたらテンション高いわ! こいつら(レナ役の主演クリスチーナ・オルバカイテちゃん以外は)普段からこんな感じなんじゃないかと半ば呆れるとともに、私も仲間に入れてよねっ、生まれ変わったらロシアの女の子になりたいっ、と変に昂揚。
が、さすがにやっぱり疲れてくる。あんたら、モスクワ旅行がお流れになったぐらいで執拗すぎんだよ、「絶交」「絶交」バカの一つ覚えみたく言うんじゃないよ、旅行の恨みだけでまさか二時間持たせる気? あんたらみんなヒール、個性と役回りそれぞれ違うけどみんな押し並べて嫌い、だんだんキリスト化してく主人公少女にもさほど同情してあげない、あえていえば「力になりたい」と寄り添おうとした目の綺麗なメガネ少年一人だけだ善玉は、、、、と腐ったガキどもにニェット(No)!
こんなドラマだったら、YouTubeで見たドイツかどこかのいじめ撲滅キャンペーンTV公共広告(一人の少年が「赤毛」という理由でいじめられてるんだが、カッコいい金髪のお兄ちゃんが自らの髪を赤く染めて現れ、いじめっ子どもを撃退してくれた!)の方がたった1分弱でホッコリ&スカッとできるナイス動画だ。。。。。。
と、思ったりもしたんだが、この『転校生レナ』、単なる和睦へとは向かわず、破滅も好まず、「髪焦げ~断髪~踊る~絵と同化して睨みを効かす~ごめんを引き出す」、、、何やら不思議に、絵モチーフを電撃的に活かした含蓄ラストで持ち直す。うん、これなら二時間かけただけの意味はあったぞ。。。。

あとさ、主役レナを「よくいる清純派ぽい美人の卵」に演じさせ、全観客から嫌われる微妙な臆病裏切り優等生役をああいう男子にして、からかい係筆頭の男子をあんな変顔者にして、裏番的女をああして、別の女子をまたああして、寄り添おうとしてくれた男子をああして、、、、という「配役にみられるソ連人の美意識」が「普通すぎて」笑える。本当に、いかにもなルックスの子ばっかりを充ててるから!
ただし、隅っこに一人、障害者的にちっちゃい(オツム弱そうな?)女子を道化師的に配置した点だけは、さすがサーカスの国。
初対面の相手の前では不用意に愛想笑いなんか絶対にしないよう躾けられてるのがロシアの常識であるのを思うと、レナ(オルバカイテちゃん)の転校当日の過剰ニコニコぶり(&ハイッハイッていう超溌剌ぶり)って、心を痛ませるほどの超絶的卑屈態度だったんだ。
じつのところ、ガキ同士のそんな陰湿迫力場面の数々と比べ、祖父ちゃんとレナの室内でのやりとりは退屈気味だった。(ニクーリンさん、もっと頑張って! 笑)
主題が主題だけに、観おわった時点ではモヤモヤしてたけど、時間が経つと、娯しめた満足感だけ残ってる。も一回観てもいいな。。
いじめっ子たちがレナを集団で追いかけるときにかかるポップな音楽。彼らのトレンドがレナへのいじめってのが見てわかる。

いじめに耐え抜いたレナがクラスから聖人扱いされる理由付けに、じいさんの集めてた絵画を絡ませてる脚本に涙。
モスクワからの転校生レナは13歳。クラス全員で授業をサボり、映画を観ていたことが問題になるが、誰が密告したか、犯人探しになる。レナは友だちを庇い、自分がやったと被る。全員からのいじめにあう。ソ連の教育現場の一端を描いた作品。