猫兎ゆら

ヨコヅナ・マドンナの猫兎ゆらのネタバレレビュー・内容・結末

ヨコヅナ・マドンナ(2006年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 最初らへんの下ネタ(?) と授業中の先生への脳内妄想が笑えました。

 草なぎくんが出ていたのにびっくりしました! あとは女装!? ともなりました。

 ただの女装かと思いきや、紐を解くと性同一性障害という深い話で感動。コメディを混ぜて重さを中和させているのだなと思いました。

 シルムという競技を初めて知りました。でも主人公、初出演の初優勝はすごいです!

 シルムを共にする部活メンバーも個性があって面白かったです。目標(この場合、シルムに優勝して奨学金を得る)があればなんでも頑張れるんだなと思いました。

 この作品で感動したのは、やはり家族の絆です。お母さんの

「他人がカワイイと思うかじゃない。自分がステキだと思えるように生きること」

「選んだ道を生きるのは辛いかもしれないけど大丈夫?」

 という言葉に、はっとさせられました。

 母親の愛はいつでも強いのだなと思います。

 逆に父親は、そっけなくさっぱりだが熱いタイプで味があった。

「バカ息子、もう二度と会いに来ない」

 というのに父親の複雑な心境が入っていて、感慨深かったです。

「ガードを上げて相手を見ろ」

 これは父親の精一杯の応援なんだと感じました。

 最後は女になって歌手になるという夢を叶えたドングは芯が強くて、すごいなと思いました。

 私も夢を叶えるためにもっと頑張ろうと背中を押された気がしました。良かったです。
猫兎ゆら

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