はわわ

カールじいさんの空飛ぶ家のはわわのネタバレレビュー・内容・結末

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤はめちゃくちゃ良かったけど全体としてはうーん…

今カリフォルニアディズニーでやってるピクサーのパレードがすごく良くて、その中にこの作品も入ってたので鑑賞。
モンスターズインク見たばかりだったからcgの進化に感動!

序盤はすごーく良かった!!
憧れの存在を見つけ、エリーと出会い、結婚し、死別するまでテンポ良いし、かつ主人公に共感できてさすがピクサーと思った。
エリーとの結婚生活があまりにも愛と幸せに溢れていて泣けた…こういう、同じ夢を持つひとと過ごすのが結婚が理想だなと思った…
この後ずっとエリーを気にかけながら過ごす意味付けが完璧だと思った。

家が飛んでからは、物理法則とか現実性が半端に守られたり守られなかったりで、ちょっとのめり込めなかった。
カールがパワフルすぎとかあまり突っ込んだら無粋だなと思いつつも突っ込みたくなる…。(てかカールよりフレドリクセンさんの方が出てくるのであまりカールの印象無し)

あと登場人物が変わり映えせず、背景もわりと同じで…
ダグはめっちゃかわいいけど、メインキャラクターでハマるビジュアルがあんまりいないのが…
あと滝に近づきそうなところで邪魔が入って、の繰り返しで、だんだん「まだか…?」という気持ちになる。

冒険家のおじいさん、登場から悪役感隠せてなくて、これは最後に裏切るパターンか?と思ったらすぐに裏切った。
ディズニー、悪役を落としがち。

滝に着いて目標通りソファーで寛いでいる時に、エリーの「新しい冒険を始めて!」っていうのは本当に素晴らしいメッセージだったし、そこから方向転換して物語が動き出すのも良かった。
2人のソファーを景色が見えるように置いていったのも、気持ちの切り替えができた暗喩になっていて良かった。

最後少年が幸せになったのはよかった!
でも少年が何日も冒険したり、家具を置いていったり(環境的な意味で)、いまなら色々文句言われちゃうかもなと思う演出があって、やっぱり模範とならなければいけないディズニー的には今ほんと映画作るの大変だろうなと思った。(余計なお世話)

総括、良い映画ではあったけど、ほかの傑作ピクサー映画に比べると、お気に入りにはランクインしないかなという感じ…
それにしても、日本の題名長すぎてポスターダサすぎ問題。まあ原題のUPもシンプルすぎかもだけど…
はわわ

はわわ