liam

告白のliamのレビュー・感想・評価

告白(2010年製作の映画)
3.5

監督は「パコと魔法の絵本」の中島哲也。主演は「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」の松たか子。出演は「僕の初恋をキミに捧ぐ」の岡田将生、「キラー・ヴァージンロード」の木村佳乃、「半分の月がのぼる空」の芦田愛菜など。

とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。「わたしの娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではなくこのクラスの生徒に殺されたのです」教室内は一瞬にして静まりかえり、この衝撃的な告白から物語は始まっていく。

湊かなえの原作も読んでいて、公開当時も観た記憶がある作品。衝撃的な導入にかなり引き込まれる。かなり重い内容を扱っており、軽い気持ちでは決して観ることはできない。

それぞれの登場人物に背景があり、動機等がしっかり描かれているのが良い。

小説の方が好きだが、映像化した今作も中々良かった。映像化によって工夫して変更している所は、良い面もあれば悪い面もあったが。
ただこの監督の作品は台詞が臭すぎるところがあり、この映画でもその悪い所はかなり出ていた。

前半でしっかりと盛り上げて引き込み、終盤でもガッツリ盛り上げていくので飽きはせずしっかり観ていられる。

松たか子の演技は非常に迫力があり引き込まれた。あと橋本愛と芦田愛菜ちゃんが可愛かった。笑

不気味で胸に刺さる映画。
liam

liam