2011/5/26
これも本を読んで面白かったから、観てみたDVD。
｢命の重さを問う映画｣(と、言っていいのかなぁ)。
虐待もモンスターペアレンツも日常茶飯事の現代では、ちょっとした狂気の組み合わせで悲惨な事が起こってしまう事を考えると、決して非現実的な映画では無いと思う。
恐らく、観てて眉をひそめる人もたくさんいると思うけど、｢子供だからという事だけで、ルール違反を許されるべきでは無い｣という考え方の私は、こういう映画があっていいと思う。ルール違反の子供相手に容赦をしない女教師には拍手を送りたい。
ルールを守る事を教えなかった大人に育てられた子供がルール違反をしたら、ルールを教えなかった大人ともども、ペナルティーを受けるのは当然のこと。少年法で逃げ道を作る前に、正しい道を教えれば良いだけ。そして少年法は厳罰化すべき。
ちょっと暗く・重い映画なので、観る時は自分の精神状態、その後の予定と要相談。
それにしても、松たか子は上手い女優になったと思う。ロンバケの時はただの七光りお嬢様だったのに…。七光りに胡座をかかず、いっぱい勉強して努力したんだろうなぁ。この映画で好きになった。
