おかみにゃん

麻薬王のおかみにゃんのレビュー・感想・評価

麻薬王(2017年製作の映画)
2.5
2/16
1970年代の釜山。一介の密輸業者の男が、麻薬ビジネスの旨味を知り、裏稼業の男たちと手を結ぶ。ヒロポンを製造し、日本で販売。釜山での販売にも手を拡げ富を築く。権力者の後ろ楯も得て、表と裏の顔を使い分け、韓国の社会の中でのし上がっていく。実話ベースの映画。

ソンガンホの映画にしては、これだけビッグネームが出演してる割にはつまらなかった。成り上がり過程の所々が二段飛ばしみたいに感じた。

ストーリーとは関係ないが、映画の中で「アヘンで国が滅んだ清のように、ヒロポンを日本へ売って滅ぼそうとする俺たちは愛国者だ」みたいな台詞がある。戦後73年(2018年作品)たっても平然とこんな台詞が出てくるあたりに日韓の溝は埋まらないことを思いしらされる。

実は、ヒョンビンがこの映画のスピンオフドラマの出演が決まったというので予習しておこうと慌てて観るも、誤情報だった😢。こんな悪役にも挑戦して欲しかったのだけど。