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明日に生きる
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『明日に生きる』に投稿された感想・評価

日本ではあまり知られていないイタリアの巨匠マリオ・モニチェリ監督の代表作。主演マルチェロ・マストロヤンニ。日本では1963年にATG配給で公開。

十九世紀末、トリノの紡績工場では1日14時間の労働体制を組んでいた。ある日、労働者のひとりが機械に巻き込まれ大けがをしたことをキッカケに、労働運動の指導者であるシニガリャ教授(マストロヤンニ)を顧問にストライキを決行することになるのだが。。。

古い工場や労働者の生活描写にレアリズモを残しつつ、モニチェリ監督が得意とするイタリア式コメディの演出を散りばめた群像ドラマ。生き生きした人間描写やペーソスのある劇伴が続く分、悲劇的な終幕はショッキングだった。

モニチェリ監督は60本以上の作品を監督し、ベルリン国際映画祭監督賞を3度受賞、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞、パルムドール、オスカーにそれぞれ3度ノミネートという立派な経歴。ただ本作を観ると、悲劇なのに喜劇的なモニチェリ監督のイタリア式演出は、日本人の感性には少し合わない=日本であまり知られていないのだとも思えた。
ILC
1.0
労働者のやつ。つまらなかった。