音楽の力をすごく感じた。ずっと流れてたといえば流れてたし、単純なメロディーなので当たり前といえば当たり前かもしれないけど、自分の中に残るし、心に染みるというのでしょうか、この音楽を聴いただけでこの映画を、この映画を観たときの気持ちとか全部ブワッて出てくる感覚。
ストーリーも私の好きなタイプで、ザンパノとジェルソミーナ、そしてキジルシのみんな人間らしく、生きづらそうにしてて、それぞれの最期も彼ららしくて、好きでした。どんなものでも役に立ってるって思っても不安になったり、逆にそれに執着してしまったり、生きるのって大変。
先日、『日日是好日』を観て、この作品の話題が出てきてたのでとても個人的にタイムリーでした。
何よりも「チャオ」って去るのやっぱカッコいい。