ひさびさに名作鑑賞。あれ?こんなにつまらなかったっけ?って途中思ったが、昔観たときのメモを見返したら「中盤までは退屈」って書いてあった(笑)
でも、退屈と感じたシーンのひとつひとつが散り積もって、終盤の異様な悲哀や虚無感に繋がってくるんですよね。
「小石ですら何かの役に立つ」という台詞が印象的すぎるが、その小石がなくなったときにこそ大切さに気づくというのが、意地悪な神様が操るこの世の常で。
無邪気な魅力を放つジュリエッタ・マシーナのピエロちゃんとラッパは、やはり永遠ですね。
ジェルソミーナとザンパノ、切っても切れないふたり。その名前の響きが、不思議と耳に残り続けます。