はわわ

紅の豚のはわわのレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
3.4
これが男性の考える「かっこいい男」なんだろうな〜と思った。
私的には…ちょっとよく分からなかった…


友人(男)が1番好きなジブリ作品と言っていたので鑑賞。

イタリアの青い空と青い海、美しい景色が沢山出てきて、本当にイタリアに行きたくなった。
ジブリの絵って綺麗だな〜

内容は正直あまりハマらなかった。
そもそも主人公にあまり共感できなかったし、好きになれなかった。
しぶくて軸が通っててロマンがあって、男性はこういうのがかっこいいと思うんだろうなと思ったけど、
女性陣がベタ惚れになる要素は分からなかった…
特にフィオは豚の顔しか知らないし、年齢もふた周りくらい違ってそうだし、そんなおじさんに自らキスするなんてちょっと都合良過ぎないか…

大袈裟に言うと、この時代の 女はバカにしていいけど消費するものとしては最高 みたいな価値観がなんかな〜。
今の価値観で見ても仕方ないとは分かってるんだけど。
この作品において女の人生軽視されすぎでは…と思ってしまった。フィオの結婚発言とか。
色々今だと出来なそうな表現が多かった。

でも出てくる人達はみんなどこか憎めなくて、かわいいと思った。
ジーナは動作全て美しかったし、何より声優さんの演技がめちゃくちゃ良かった。

ポルコの思い出話で、気を失って雲の上に出た話はすごく鳥肌が立ったし、ジブリらしくてめちゃくちゃいい演出だと思った。あそこ好き。

色々名言も聞けて嬉しかった。

色んな意味で風立ちぬと似てる部分があるなと思ったし、どちらも「ロマン」という点は共通してると思ったけど、私は圧倒的に風立ちぬが好きだな。
制作された時代もあるのかなー。


総括、いい作品だったけど気になるポイントがちょこちょこ邪魔をしてしまったという感じでした…
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