噂以上にかっこよかった〜!それぞれが自分の美学を持っていて、見終わった後の清涼感!
戦争って人間のエゴから生み出される部分が結構あるのかなと思っていて、悲しくもそこにある"人間らしさ"とポルコは一線を引こうとしているという意味合いで、ビジュアル的にもその一線が分かりやすい"豚"に彼はなって、敢えて人間に戻ろうともしていないのかなと思った。
きっとポルコが犬や猫だったら、感じるニュアンスは違ってくるような気がした。
登場人物みんなが、それぞれの誇りや欲しいものを追求していて、そこにはいつも彼らの美学と良心があるからこそ、もうやだこの人!っていう悪い人がいないのが嬉しい。
ただその裏側には、迫り来る大戦や世界恐慌の波が透けて見えることで、ここで描かれてる世界はある種牧歌的にも映るのかなと思った。
またまた好きなシーンはたくさんあったけれど、罪状にはしっかり笑っちゃった。
フィオに話していた一本の雲の話、間接的な戦争の惨さの描写だからこそ、より来るものがあった。
ジブリってやっぱりすんごいなあ。