「宇宙からの…」繋がり。
我らが「SHOGUN」ヒロユキ・サナダのエミー賞総ナメ記念鑑賞。
東映が「スター・ウォーズ(SW)」の日本公開を前に、大急ぎで製作・封切りさせた便乗作品。
織本順吉や佐藤允をはじめ、時代劇やヤクザ映画で散々観てきた大部屋のお馴染みの皆さんが、顔に色々と塗りたくって変なコスプレ衣装着て、真面目に右往左往しながらお芝居している姿を観るだけで笑っちゃうというか、スゲ〜!ってなってしまう。でもよくよく考えるとやってる事はいつもと一緒だったりするんだけど(笑)。その中でも特にスゴかったのが、個人的に大好きな成田三樹夫(ミキティー)!銀塗りフェイスな悪の親玉の帝王姿と堂々としたお芝居が素晴らし過ぎる!「柳生一族の陰謀」の“烏丸少将”に匹敵する怪演!それに千葉チャンも、顔になんか描いた白塗りの王子様を熱演!でもお芝居が1人だけ時代劇になっちゃってるのはご愛嬌(笑)それに剣🗡️で斬りかかる時の効果音が何故か「ポヨ〜ン」って音で、ちょっとほっこりしてしまう。こんなところからも「SW」のライトセーバーのスゴさがよくわかる。
特撮は宇宙船のプロップも含めて結構な充実度。そりゃあ「SW」と比べちゃいけないけど。でも、終盤の敵の要塞内部のトンネルを通過するシーンなんかは、今作より後の作品である「SW EP6」での第2デス・スターへの突入・脱出シーンとそっくりだったし。特撮もそうだけど、大がかりなセットやエキストラの動員人数の多さからも“製作費10億円”と言うだけあるな!っていうお金のかけ方が伝わってくる。そしてラストはいろんなところで爆破💥爆破💥爆破💥の嵐!こんなところが東映らしい(笑)
コレぞ、日本が誇るべきカルトSF映画!