松井の天井直撃ホームラン

半分の月がのぼる空の松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

半分の月がのぼる空(2009年製作の映画)
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↓のレビューは。今はもうなくなってしまった映画レビューサイトに、鑑賞直後に投稿したレビューを。こちらのサイトに移行する際に、以前のアカウントにて投稿したレビューになります。

☆☆☆★★

原作未読。しかも今回は、チラシのみの知識だけ。予告編すら知らずに観たから、殆どまっさらな状態での鑑賞だった。

いきなり難病物らしき展開に戸惑う。この手の作品では出来不出来が激しい印象が有るから。しかも、殆どが不出来なのがね…。

パタパタと風に翻るシーツ越しにヒロインが対峙する。「嗚呼!そうだ。この監督は、『60歳のラブレター』を撮ったんだっけ。」
あの作品に於ける、後半怒涛の超絶ベタベタな展開は、寧ろ心地良かったなぁ〜と思い出す。

初めの内は我が儘放題のヒロインで有ったが、徐々に草食系男子の様な主人公と心を通い合わせる。そして、父親との思い出の場所へ。
「嗚呼!これはまるで『ローマの休日』だなぁ〜」と。どこまで意識しているかは解らないのだが。
その間にも、やがて絡んで来るであろう大泉洋演じる心臓病医師のエピソードが入って来る。

やがて来た〜『60歳…』の時を越える、ウルトラスーパー超絶ベタベタな文化祭の場面(笑)
そうか〜。この時のセリフが題名と関連しているのか。とても高校生が考えるセリフとは思えないが…。

さあ、これにどう大泉洋が絡んで来るんだろう…。

O(><;)(;><)O畜生やられた。予想もしてなかった。悔しいわ!かなり年○差を始めとして無理矢理なんだけど…。
最後○○○が流す涙に、「そこまではどうなのかな〜」って思いは少し有りますが、とにかくちょっと悔しかったわ(苦笑)

本〜当。嫌いじゃないんだよな〜、こんなベタな映画(笑)

(2010年4月12日池袋テアトル・ダイヤ/スクリーン2)