名優マーク・ラファロの監督デビュー作品となった2010年のアメリカ映画
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俳優としてキャリアを積んだ人の監督作品だけに、ちゃんと映画になってるし、人脈があるから出演者も豪華。キリスト教でいう神の御業を持つ男が主人公で、前半は宗教映画になりそうだったけど、ちゃんと教訓のある作品になっていたと思う。
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脚本も担当したディーン役のクリストファー・ソーントン。あまり知らない俳優だったけど、色気もあるし人気が出そうな気がする。監督のマーク・ラファロは、神父の役で俳優としても活躍してる。ディーンが加入するロックバンドのボーカルとしてオーランド・ブルーム、ベースとしてジュリエット・ルイスが出演している。
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オーランド・ブルームは「ロード・オブ・ザ・リング」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」での印象を払拭したいから、悪な雰囲気の役をやりたかったんだろうな。好青年イメージに悩む俳優が辿る道だなあと思ったから、違和感を感じた。ジュリエット・ルイスは脇役が多いけど、映画の出演増えてきたし、毒のあるおばはんとして返り咲いた気がする。
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日本のDVDのジャケットにパンク・ムービーと書いてあったから借りたんだけど、全くパンク・ムービーではないから気を付けて。奇跡の力を持った男の再生の物語です。パンク・ムービーだと思って観てたから、肩透かしをくらった。借りさせれば勝ちみたいな、内容を無視したパッケージはやめてほしいな。