ひろ

ルディ/涙のウイニング・ランのひろのレビュー・感想・評価

4.3
デヴィッド・アンスポー監督によって製作された1993年のアメリカ映画

実在の人物ルディ・ルティガーを題材にした作品。幼い頃からノートルダム大学のフットボールチームに憧れていたルディ。体格に恵まれず、成績もよくなく、家庭も貧しい。偏差値が高くお金持ちの大学、さらにチームは全米トップクラスのチーム。誰もが大学へ入るのはもちろん、チームに入るのは無理だと笑うばかり。

あきらめない心。誰になんと言われようと信念を曲げない。才能がない自分を信じてくれるのは自分だけ。打ち勝つ映画。くじけそうな時、そう今こそ、見るべき映画。決してスーパースターへのサクセスストーリーではないが、それ以上に心を打つ。笑っていたら人すら認めさせる。それってかなりかっこいい。ルディの無謀な夢に立ち向かう姿を見て、感動しないはずがない。昭和感丸出しの副題はご愛敬

そんなルディ役のショーン・アスティン。どっかで見たことある顔だと思ったら「グーニーズ」の主人公マイキーだし、「ロード・オブ・ザ・リング」のサムじゃないか。それを知って違う意味でも感動。ルディらしくずっと頑張ってる俳優さん。ルディの親友ボブ役も見た顔だと思ったら、若き日のジョン・ファヴロー。これはちょっと笑っちゃった

アメリカの青春スポーツと言ったらアメフトだし、その人気はプロスポーツ顔負け。そこに夢を追う人なんて数えきれないほどいるのだろう。ルディはその中でも才能に恵まれなかった1人。でもそんなルディが全米最高のチームの一員になるわけです。そりゃとんでもない努力するわけです。胸熱です。消えかけている心の炎に再着火させてくれる。そんな映画
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