ニャーすけ

パンチドランク・ラブのニャーすけのレビュー・感想・評価

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)
2.2
なんだかんだポール・トーマス・アンダーソンの作品は一通り観ているものの、ぶっちゃけ良いと思えたのは『マグノリア』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』しかなく、久々に観た本作にもハマれず。
やはりロマンティック・コメディ特有の、主人公に勝手に惚れてくれて、しかもその弱さを無条件で受け入れてくれる聖母的なヒロイン像は、男の自分からしても男の願望丸出しで気持ちが悪い。悪徳エロ業者絡みのトラブルが都合良く解決してしまう結末も含め、PTAはわざとこのジャンルの定型どおりに演出しているのだとはわかるけど、それ自体が嫌いなのだから仕方ない。
アダム・サンドラーとフィリップ・シーモア・ホフマンとの、語彙力の無さすぎるファッキュー問答だけはいつ観ても最高。
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