コミヤ

ウォンテッドのコミヤのレビュー・感想・評価

ウォンテッド(2008年製作の映画)
4.0
アクションのみを期待して見たら意外に二転三転するストーリーやキャラクターもかなり良かった。

退屈な人生を送るウェスリーはある日謎の女に連れられ暗殺組織フラタニティーに招待される。そして自分を捨てたと思っていた父親は凄腕の殺し屋で、組織の裏切りものに殺されたと告げられる。父親の仇を討つため彼は組織で暗殺術を身につけていく。

結構ファイトクラブを意識してるのかな?って思った。上司や同僚のクリスプラットからバカにされ好きでも無い彼女との退屈な生活を主人公のナレーションに乗せて説明するところや観客側に話しかけてくるところなど。ジェームズマカヴォイのイケメン何だけどなんか冴えないところとかエドワードノートンに似てる。メッセージもファイトクラブに近いかも。

CGを駆使して外連味たっぷりに描かれる"曲がる弾丸"での銃撃戦は理屈は謎だけどやっぱり見応えあった。序盤にアンジーが使う折れる?銃など秘密兵器みたいなのがもっと出てきてほしかった。後序盤に出てくるビルからビルにジャンプする謎の超人はいったい何だったのか?あいつ群を抜いて強かったけど。

後やっぱりこの手の映画はトレーニングシーンが面白い。

一般人がかなり多く犠牲になるシーンや正義感を持ってる人がいるかもしれないのにフラタニティーのメンバーを誰彼構わず殺害してたのには少し引いた。

仕事、恋人、同僚、組織など自分を縛り付けていたものからの解放?を映画的に映像で見せるラストシーンと最後の台詞はテンション上がる。
コミヤ

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