パーコーメン

ウィッカーマンのパーコーメンのレビュー・感想・評価

ウィッカーマン(1973年製作の映画)
4.5
カルト宗教をモチーフにした元祖的な映画。サマーアイル島で行方不明になった女の子を探すクリスチャンの警察の奇妙な体験。
原始的な宗教による奇妙な島民の行動やミュージカル調な歌、島全体、全てが狂ってる。ほんとに奇怪で奇抜。
性に開放的な宗教のため全裸の女性が焚き火を飛んだり、人形がエッチしたり、ちょっと笑えた。
宗教と宗教は決して交わらないお互いの思想がぶつかり合うシーンも見どころ。復活と再生の違いで生贄って発想が生まれるのは怖い。ただ主人公の警察、キリストに熱心過ぎるけどね。あそこまで正義感や熱心が無ければ選ばれる事も無かったのに。最後のウィッカーマンが燃えるシーンは凄まじい。あの状況なら罪悪感も無いかな。
起承転結、オチも伏線回収もしっかりあって面白かった。