スコットランドで巡査部長に就いているハウィーはサマーアイルという島で少女が行方不明になったという匿名の手紙を受け取る。厳格なキリスト教を信仰しているハウィーには到底受け入れがたい原始的な宗教を信仰しているサマーアイル島で、ハウィーは一人少女の探索を始めるがー。
生贄という概念の残る宗教とキリスト教という、完全に倫理観の違う世界の間に行方不明の少女の捜索というサスペンス的要素が入っていて、最後まで話がどう転んでいくかわかりません。
楽しい曲調なのに歌詞が性的な曲しかない独特の音楽も不思議な世界観につながっています。
パッケージがネタバレという指摘もありますが、ウィッカーマン自体が生贄を入れて火をつける人型の檻なので、パッケージでそれを見せられることで、行方不明の少女は生贄になったのか?ウィッカーマンはいつ作中に登場するのか?が気になってしまいます。
エロスと宗教ものに嫌悪感がない人には間違いなくおすすめです。