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モダーンズのleylaのレビュー・感想・評価

モダーンズ(1988年製作の映画)
3.7
1920年代のパリを舞台に、ロストジェネレーションの空気をまとった大人のドラマ。

前半は展開が読めず、後半に予想外の面白さとなるアラン・ルドルフ監督作品。

ヘミングウェイやココ・シャネルがしれっと出ていたり、当時のパリの芸術・文化の混沌とした雰囲気が伺える。現代アートの台頭、エコール・ド・パリ、アメリカMoMAの誕生は20年代後半。

シカゴ出身の売れない画家ハート(キース・キャラダイン)が、若い実業家ストーン(ジョン・ローン)と再婚した元妻レイチェル(リンダ・フィオレンティーノ)とパリで偶然再会し、彼女とよりを戻そうとする。ハートはモディリアーニやセザンヌなどの贋作を描くこととなり、金持ちのストーンがその絵を買うのだが…

ジョン・ローンの存在感におぉ〜っとなる。クールで狂気的な瞳がヤバいぐらい。お風呂のシーンがエロかった。リンダ・フィオレンティーノが美しくファッションも素敵。あと女装したウォーレス・ショーンにほのぼのしました。

モノクロで見せる当時のパリの街並、マーク・アイシャムによる音楽が洒落ている。

今作はyoutubeにて字幕付きで観れます。
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