タマル

スーパー!のタマルのレビュー・感想・評価

スーパー!(2010年製作の映画)
5.0
すげぇ!! すごすぎる!!
ちょっと待て、これ今年ベストじゃないか!? カタルシスがやばいぞ!!

一回まとめてみよう。何が良かったか。
まずテンポが良い。冒頭3分で自己紹介が終わる。 クリムゾンボルト登場までが、キッチリ4分の1。
96分でも物足りなさを感じさせない練り込まれたシナリオ。サブプロツトに摩擦を感じない。編集も申し分ない。
俳優陣は、特にいい。個人的にホーリー・アベンジャー役の鼻のでかいあの人。あの鼻のデカさだけでもう笑えてしょうがない。
ベーコンさんの小悪党感はもう芸術的だし、主演のあの人の絶妙なブサイクさ(褒)は素晴らしい。 とにかく画面に説得力がある。

で、シナリオなんですが、個人的にはフランクカッケェ!!! です。
私も自己肯定出来ない割に自己内世界に籠もりがち人間なので、ゲラゲラ笑いながらも共感して辛くなったりもするわけですよ。
最終的には、まぁあんな感じになっちゃうんですが、善悪はどうあれ「自分」を獲得していく過程にはやっぱりいたく感動してしまいます。私たちはウサギぐらいしか守れないのかもしれないけど、ウサギを守ることが人生で最も尊いことなのかもしれないんですよね。
なんて。勝手な解釈なんですが。

とにかくオススメです!!!
私にもそうでない人にも。




補足
あの悪魔、ジェームズ・ガンだったのか。アクティブな監督だなぁ。
タマル

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