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ボルベール <帰郷>のkarmapoliceのレビュー・感想・評価

ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)
3.8
Volver:ペドロ・アルモドバル監督、脚本、ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ、ロラ・ドゥエニャス出演、アルベルト・イグレシアス音楽、ホセ・ルイス・アルカイネ撮影、2006年スペイン作品。ペドロ・アルモドバル監督「女性賛歌三部作」の3作目として製作された作品。

久しぶりにペドロ・アルモドバル作品を鑑賞。3作目だと思うが相変わらず独特の女性の描き込みに意外と惹き付けられてしまう(笑)スペイン女性の強さと可笑しさをたっぷりと堪能。男性の扱いの軽さも予定通りだろうか。超軽いので意外と腹も立たない(苦笑)

かなり重たい物語で複雑であり得ないだろうと言う展開の連続にもペネロペ・クルスの演技とアルモドバル監督の演出でユーモアもタップリ交えてトントン拍子に・・・。色彩豊かな映像にヴィヴィッドな赤をアクセントにした画作りにスペイン女性の強さを感じる気がする。ペネロペ・クルスはハリウッドものよりスペイン作品の方が魅力的かも知れない。フラメンコを歌うシーンも素敵で、歌が巧いなと感心させられた(笑)

独特ながらもけっこうな観応えに唸るわ(笑)昔劇場で観た「オール・アバウト・マイ・マザー」と2作目の「トーク・トゥ・ハー」も続けて、この際3部作鑑賞したい気がした。
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