三四郎

ジャンヌ・ダークの三四郎のレビュー・感想・評価

ジャンヌ・ダーク(1948年製作の映画)
1.0
大学1年生の頃、『カサブランカ』のバーグマンを見て、世の中にはこんな綺麗な人がいるのか…と惚れ込んで、彼女主演の映画を追いかけていた時期があったが、その時期でさえ『ジャンヌ・ダーク』を見ようとは思わなかった。
伝記か何かに、バーグマン自身、このジャンヌ・ダークを演じることを熱望し、熱演したにもかかわらず、さっぱりヒットしなかったということが書かれていたように思う。
彼女に演技力があるのかないのか知らないが、ただおそらく私と同じで、当時の観客もこの映画のポスターや場面写真に写るその似合わないショートカットのバーグマンを見て、見る気が失せたのだろう。
『誰が為に鐘は鳴る』のハリネズミのような短髪も似合わなかった。まぁ、『誰が為に鐘は鳴る』の場合は、ヘミングウェイの小説が好きなので結構期待して見たのだけど。

全然、この作品とは関係のないことばかり書いてしまったが、簡潔に言えば、予想通り退屈な映画だった。長いうえに盛り上がりにも欠け、おまけにキリスト教徒じゃないから神のお告げがどうのこうのとか破門だとか、正直どうでもよくて、ジャンヌ・ダルクにも全く興味が湧かなかった。
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