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クレールの膝のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

クレールの膝(1970年製作の映画)
3.8
エリック・ロメール監督による恋愛喜劇「六つの教訓話」シリーズの第5作。
撮影はネストール・アルメンドロス
原題: Le Genou de Claire
(1970)

友人の作家に小説の題材を提供しようとする結婚間近の男が少女2人とおこなう"恋の実験"が、6月29から7月29日までの1ヶ月間、日記風に綴られる。

結婚を前にして少年時代を過ごしたオート=サヴォア県アヌシー湖畔のタロワールにある別荘にやって来たジェローム(ジャン・クロード・ブリアリ)は、偶然友人の小説家オーロラ(オーロラ・コルニュ)と出合う。
オーロラは、ジェロームの幼な友達だったヴォルテール夫人(ミシェル・モンテル)が所有している家の部屋を借りていて、その家を訪ねたジェロームは、夫人の娘、10代のローラ(べアトリス・ロマン)と出会う。
オーロラがジェロームを次作の小説の主題にしようと思っていると聞いて、ジェロームは、小説の題材を提供するため、彼に恋心を抱いたローラを山に誘い、"実験的に"キスしようとする…
その後、ローラの姉クレール(ローランス・ドゥ・モナガン)が、恋人ジル(ジュラール・ファルコネッティ)を連れてやって来ると、今度は理想的な体型をしているこの娘の膝に心を奪われ、突然の雷雨で雨やどりをした湖畔の東屋で、再び"実験的"に…

ジェロームは、晴れて婚約者のもとへ帰っていけるのか?
最後にオーロラが見つめる視線の先は?
それは見てのお楽しみ。

「どんな女性にも必ず弱点はある…彼女の場合は膝なんだ」
「どんな美少女もその美しさは 30才までもたない」
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