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Dolls ドールズの遊のネタバレレビュー・内容・結末

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

棒読み・無表情・シーンの大胆な省略にブレッソンみがあるなと思ってたら、最後むちゃくちゃ少女ムシェットだった 明らかに

「異常性」が際立つ愛を3つ描いているけれど、じゃあ通常の愛って何、とか、彼らだけが異常なの? 観終わったあと思考の海に漕ぎ出さざるを得ない

2時間の中でほんの数回だけ喋る菅野美穂がどうしようもないほどフラジャイル
菅野美穂の笑い方ってもとから本当に心のやらかいところを締めつけてくるけど、この映画のこの役はその力を2000%発揮させている

「商業的な作品」を「鑑賞によって精神的充足を得る上で、鑑賞者側の努力・解釈のためのアプローチを要さないもの」「ぼーっと観てるだけで楽しめるもの」と定義するならば、この映画は「非商業的な」「アート作品」だと思う、けど、「愛」をテーマにしている以上「分からない」部分がひとつもないことなんてあるわけなくて、芸術とは?創作とは?表現で生きていくということは、、ハーまた観よ 観て考えるしかないため
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