不老不死の身体を手に入れたオルランドの数奇な人生。男性として女性として その性差に翻弄されながら時代に流されていく両性有具な美を携えたティルダさまの無二の存在感が彼女以外では考えられないほどにハマっている。ある時 長い眠りから目覚めた彼が中身はそのままに女性へと変わるシーンのあの神々しさにはに鳥肌。
七変化する絢爛なコスチューム劇から最後は自身で幸せを掴み取り闊歩する優雅な佇まいまで余すことなくティルダ独自の魅力に溢れていた。あの陶器のような人間離れした無機質な美しさにはほんとに驚き。これは彼女でしか紡むことのできない豪華な大河ドラマのようだった
