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トランスアメリカのnekosukiのレビュー・感想・評価

トランスアメリカ(2005年製作の映画)
3.8
性別適合手術を一週間後に控えた性同一障害の父親が、息子に自分が父親であることを隠したまま、アメリカ大陸横断を決行するロードムービー。

アメリカ大陸横断とトランスジェンダーを掛けたタイトルや15年前の作品とは思えない斬新さでアカデミー賞にもノミネートされたが惜しくも受賞を逃した。

“ダンカン・タッカ”ーはこの作品が初監督、父親を演じた女優“フィリシティ・ハフマン”の演技が素晴らしくてレビューの高さも頷ける。

車で移動中にトイレが間に合わず、道端で用を足すため性器(ハリボテ)露出がありギョッとしたが必要不可欠なシーンだったと思う。

コメディだが内容は深く、当時のトランスジェンダーの生きにくさは容易に理解できる。

実は本作のタイトルを失念していて再鑑賞するためにネット検索して、やっと見つけて嬉しかった。
その結果、作品の良さを再認識したのは言うまでもない。
オススメです!
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