ユースケ

ソルジャーのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ソルジャー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

エクスペンダブルズされた殺人マシーンの中年オヤジが、人妻の魅力(主におっぱい)に目覚め、人間性を取り戻す再生の物語。

【ブレードランナー】の脚本家デヴィッド・ウェップ・ピープルズが書き上げた脚本をダメな方のアンダーソンことポール・W・S・アンダーソン監督が映像化した本作は、宇宙版西部劇というかカート・ラッセル版【レッド・スコルピオン】。とても1998年に公開されたとは思えないもっさりとした80'sなSFアクションを堪能して下さい。

とりあえず、スピナーの残骸やタンホイザー・ゲートの単語を確認するだけでも【ブレードランナー】好きにはたまらないのに、それに加えてたったひとりのローテク兵士がハイテク部隊を経験と知識を武器に皆殺しにする姿を描かれたら泣けちゃうし、残りの人数を言われたらボディカウントしちゃいますよ。

みどころは、少ないセリフで感情の変化を表現するカート・ラッセル演技力。
ヘビにトラウマを持つ少年にブーツを使ったヘビの撃退法を教えるシーンや再会した同僚の兵士たちとのアイコンタクト&敬礼シーンは胸熱。

それにしても、ジェイソン・スコット・リーが出演するとB級感が桁違いに上がりますね。ビルの管理人だった父親の格言を語る悪役俳優ゲイリー・ビジーも最高なのでお見逃しなく。