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夫たち、妻たちのleylaのレビュー・感想・評価

夫たち、妻たち(1992年製作の映画)
3.6
今作がウディ・アレンとミア・ファローの最後の共演。彼の私生活や考え方がかなり反映されているんではないかと思える作品だった。本人はミアと別れる前に書いたので私生活とは関係ないと言ってるようですが…。

ウディ・アレン×ミア・ファロー、シドニー・ポラック×ジュディ・デイヴィスが演じる、仲のいい2組の熟年夫婦とその2組にまつわる浮気相手が絡んだ愛憎劇。

手持ちカメラで撮影したり、インタビュー形式で本音を言うシーンを挟んだりなど、ドキュメンタリータッチで見せている。そのせいもあって、他人の夫婦ゲンカをずっと見せられてる感じ。

2組ともなんだかんだあっても、お互いが離れてみたら元の相手の良さに気づくってとこに収まる。人間はどこまでもないものねだりで、つくづく愚かだな。

「愛は激しい情熱やロマンスじゃなく、厚い友情のようなもの」だそうです。

ウディ・アレンて、監督としては尊敬するけど男性としては苦手。だから作品の中で、ミア・ファローがリーアム・ニーソンを好きになったのは妙にリアリティを感じてしまった。

ジュディ・デイヴィスの演技が現実味があってよかった。若いジュリエット・ルイスがウディ・アレンの浮気相手役で出てきます。

1時間47分より長く感じてしまった作品でした。
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