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地獄への道のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

地獄への道(1939年製作の映画)
3.3
西部開拓時代に実在したガンマン、アウトロー、ジェシー・ジェームズの半生を描いた西部劇。
監督はヘンリー・キング。
ジェシーをタイロン・パワーが、兄のフランクをヘンリー・フォンダが演じている。
原題:Jesse James
なお、翌年フリッツ・ラング監督によって、ヘンリー・フォンダが演じる兄フランクを主人公に据えた続篇「地獄への逆襲」(原題:The Return of Frank James)が製作されている。

南北戦争後の1876年、セント・ルイス中部鉄道会社(社長マッコイ役はドナルド・ミーク)はセント・ルイスとセダリア間の鉄道敷設のため農民の土地を、只同然の安値で奪っていた。
長男フランク(ヘンリー・フォンダ)と弟ジェシー・(タイロン・パワー)のジェームズ兄弟は、鉄道会社のパーシー(ブライアン・ドンレヴィ)からの土地の買収申し出を拒否して、母親(ジェーン・ダーウェル)を殺される。
ジェシーはパーシーに復讐、兄弟は鉄道を襲う強盗団を結成し暴れまわり、指名手配の賞金はどんどん上がっていく。
新聞社を経営するコッブ(ヘンリー・ハル)の姪ジェラルダ/ジー(ナンシー・ケリー)と結婚したジェシーだったが、逃亡生活で子どもの出産にも立ち合えない…

ランドルフ・スコットが、ジーに想いを寄せる、正義感溢れるシェリフのウィル・ライトをスマートに演じている。
ジェシーの子分で裏切り者ボブ・フォード役はジョン・キャラダイン。

「悪に染まった者は元に戻れない」
「1882.4.3永眠 34才6ヶ月28日、名を記す価値もない腰抜けの裏切り者に殺される」

なお、ジェシー・ジェームズは、銀行強盗、列車強盗、殺人を繰り返した無法者ではあるが、さまざまな伝説が生まれ、ヒーロー化されている。
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