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ストーカーのquoquo55のネタバレレビュー・内容・結末

ストーカー(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

リアタイで観たはずだけど、まったく覚えてないのでこの機会に鑑賞。始まって早々、そんなにシーンが動かないわけでも静かすぎるわけでもないのに意識が飛び始める現象が起きて、「やっぱり来たか?」と思った。。でも、気を取り直して、今回はそんなに寝なかった。私えらい。いや、むしろこれは正しい鑑賞ではないのか⁇(リアタイでタルコフスキーブームの時見た「鏡」はちゃんと爆睡した)
今回わかったのは、タルコフスキーの非常にゆっくりとしたズームインとズームバックの多用が眠りを誘うのでは?という仮説。
「幸せなだけではさびしすきる」
この詩のとおり、ラストで妻は苦労するのをわかっていて主人公と結婚し、「苦しみがなければ幸せも感じられない」と後悔していないことを告げる。
さらに「部屋に行きたい人は誰もいなくなる」と〝部屋〟を生きがいとし将来を悲観する主人公に、妻は「私が行ってあげようか」と慰める。やさしいー!
途端に「ダメだ、絶対ダメだ。お前にもしものことがあったら…」と想像でもゾッとする主人公。
壮大なクレイジージャーニー物語の終わりは、まさかのささやかな家庭の幸せか…?
と思いきや、本当のラストは足が悪い娘の超能力発動シーン…!
あ、ここだけ覚えてたわ。。この作品だったのね、このシーン…。
追記:「ただの音の連続なのになぜこんなに人の心を動かすのだろう」とかなんとか「音楽」について考察するくだりがとても興味深かった。原作にあるのかな?
あと、観終わった帰り道、ただの地下鉄の暗い連絡通路とか通るだけで、ドキドキ感を感じた。
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