北野武監督作にしてはエンタメに徹した時代劇。
盲目で居合い抜きの達人以外は、全てがオリジナルな北野色全快で挑む。
殺陣の血しぶきや、居合いの太刀の一つ一つがセンスある見せ方で面白い。
浅野忠信の太刀技も魅せる事に徹底してるのが、エンタメとしての面目躍如で満足できる。
金髪にタップダンスなど有り得ない事も、新たな時代劇として充分受け入れられるのだからお見事。
そしてビート・タケシ=笑いの部分も無理がなく入っていく。
ガタルカナル・タカの剣術指導などはコントの極致(笑)
全てを含めて座頭市の活躍と無敵ぶりを堪能できる、エンタメに徹した時代劇。
こんな形の時代劇も大いにあり。