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タクシードライバーのkrc20のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.0
狂人、正義感が強い、ヤバい奴、可哀想、カッコいい…
数々のレビューにおける主人公の印象です。
受け手によって、こんなにも印象が変わる人物も珍しいです。

物語前半、確かに主人公は変わり者ですが、理解できるところもあるのです。
しかし、話が進むにつれその考えは見事にひっくり返されました。
主人公の奇行が恐ろしいほどに加速化していくのです。
あまりのぶっ飛び具合に、ある場面から妄想になったのではと思いました。

たまたま、主人公の突飛とも思える言動についての解説を目にしました。
(これが妙に納得させられる内容でした)
主人公のような考えを持つ人は、決して少なくないのかもしれません。

見るたびに、新たな発見があり、新たな考えが生まれます。
また見返してみようと思います。


①2021.4
②2023.11
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