バンバンビガロ

逃走迷路のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

逃走迷路(1942年製作の映画)
2.4
軍需工場の破壊工作の濡れ衣を着せられた主人公が逃亡しながら真の犯人を追うという定番の流れ。本作は全体にちょっとヒロイックな感じが強く民主主義を強調するような場面もみられるなど戦時下の影響を感じる。逃走中に出会った盲目の老紳士やサーカス団の人々が主人公の善性を信じて助ける場面は強引ではあるものの浪花節を感じしんみりしてしまう。
終盤はかなり雑というか、何がどうなって誰が何をしようとしてるのかわかりづらいところが多く、ダムとか反体制組織とかの下りもうやむやになってしまっている。あまりに展開を急いでしまったため全体に説明不足でせっかくの自由の女神での大立ち回りもうまくいかされずにそのまま終劇となってしまった。
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