4Kリマスターで劇場鑑賞。
映画好きにさせられた決定的な一作であり、
最も思い入れのある映画だが日本のSFアクション史を見ても傑作の部類だと改めて思った。
見せ場を作るための都合的な展開や非常に簡略化されたタイムトラベル要素など決して完璧とは言えないが、バディー映画としてかなり見心地が良い!
シリアスかと思えばギャグで落とし、ギャグで落とされたかと思ったらサラッとハードボイルドにも変えて見せる。
アイテムを用いた伏線回収も見事だが、本当に些細なセリフでおふざけをかっこよく着地させるのが面白い。
本作のセリフはマジですごいと思う!
「ここはコメディです!」「ここはかっこいいシーンです」と高らかに宣言するような劇伴演出も最高!改めて松本 晃彦さんの音楽はかっこいいなと思わされた。
そして、何よりアクションがかっこいい!
「それは20倍早く動けたって無理だろう」とか「20倍早く動いて、蹴ったら腕吹っ飛ぶだろう!」とか、「そもそも体感速度が変わるだけなのに物理影響が出てるのはなぜ?」とはいろいろ疑問はあるが、かっこいい!
マトリックスやM:I2の影響を確実に感じるが、どれもひとアイデア、ひと捻りされているのて、「リターナーのアクション」に最低限なっているのが本当にすごい!
山崎貴監督にはこういう作品をもっと撮って欲しかった。