より洗練されたというより前作のなんでもやったれな尖り演出が抑え目でより万人受けしそうな映画になった
と思いきや殺人鬼一家に感情移入させようとしてくるところはやはりあたおか
冒頭の一連の流れから殺人鬼一家視点の映画と思っていると中盤の一般人監禁シーンあたりで一回客観視点が生まれるあたりも完全に殺人鬼一家に感情移入させないような作りになっていて巧妙と思った。
ただあの部分はストーリー上の必要性があまりくなくて中だるみ感を感じなくもない。
前作であまり活躍していなかったキャプテンスポールディングがよく出てくるし、脳裏に焼き付くラストシーンとかは素晴らしいです。
個人的には荒削りで無骨で一種のフェチズムすら感じる前作の方が好みではありました。