点子ちゃんとアントンという同タイトルの、ドイツ児童文学が原作。
それをうまく現代版に翻案した作品だと思う。
心温まる友情と家族の物語だった。
お金持ちの家の子だけどお母さんとの時間が少なくて寂しい思いをしている点子ちゃんに対し、貧しいシングルマザーの家のアントン。
二人の優しい友情にほんわかする。
特に点子ちゃんが本当にいい子で、自立した勇気のある素敵な女の子。
彼女以外のキャラクターも個性豊かで生き生きと描かれている。
ストーリー展開も自然で、細かいところまでちゃんと描いているおかげで飽きずに引き込まれて観れた。
ほんわか子供向けムービーというだけでなく、現代社会の問題にも触れているのもよかった。
子供も楽しめる映画であると思うが、老若男女安心して観れる、笑えて心も温まる作品だった。