たか

花蓮の夏のたかのレビュー・感想・評価

花蓮の夏(2006年製作の映画)
4.0
 花蓮へ行った時の思い出も手伝って、見る事にした。ただ、花蓮や台北の美しさを楽しめる作品ではなかった。
 まだまだ世間では認めない人が多いだろう価値観、でもそれは誠実であり、否定できるものではない。世間離れしている価値観である事を本人も強く意識しているため、悩みは深まるばかり...。
 でもこの三人は相手を思いやる気持ちが強かった。それが作品に透明感を与えている。恨み、嫉妬、抜駆け...そう言った汚れの要素が全くないと言ったら嘘になるが、それを上回る思いやりに満ちていて、見ていて気持ちが良かった。
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