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セーラー服と機関銃のKのレビュー・感想・評価

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)
3.6
獣医。ブリッジしながら歌う姿…「カスバの女」。ものすごくテンポが良い序盤。若い頃の渡瀬恒彦さんと柄本明さんが魅力的。魚眼レンズ。大地蔵。暴走族(本物)。背中に雨が降るという表現。「エリートコース一直線ですわ」。クレーンじゃぶじゃぶ。立った状態からのブリッジがすごい。アル中ポン中。雨の中くり返される会話。包帯くるくる…お袋の匂い。はりつけ。地雷。クルージング。カイカン。どうやって撮影したのか気になっていた顔の血。あれは本物だったと知って驚いた。5円(ご縁)の店。3人の恋人。セーラー服に赤いハイヒール。マリリンモンロー。ラストショットはゲリラ撮影。「わたくし愚かな女になりそうです…まる」。ロングショットと長回しが多め。映像的な面白さよりも、起こっている事態の奇妙さを最後まで追いかけ続けた感じ。現代ではなかなか見られないものが詰まっていたように思う。
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